買い物って楽しいですよね♪通販も良いけど、私は特にドラッグストアやバラエティーショップが大好きで、新しいものや良さそうな商品を見つけるとつい買っちゃいます!
そんなわたしが今回特別に元大手日用品メーカーで広告宣伝部の部長まで務めた方にインタビューをさせて頂く機会があったので、商品を売る為の戦略やインバウンドビジネスに関していろいろ聞いちゃいました☆
訳あって商品名や企業名は出せませんが、誰もが知るブランドを展開されている企業の方です!!!
Mさん 男性(業界歴30年)
◎元大手日用品メーカー勤務「広告宣伝部 部長」
CM、OOH、雑誌、WEBなどを活用し数々のヒット商品を手掛ける。
3年前に退職し、退職後は好きな居酒屋巡りのために創業間もないメーカーのコンサルティングや支援を行い日銭を稼いでいる。
よろしくお願いいたします!
ただ、いろいろ厳しく具体的な商品名や私の勤めていた企業などは伏せて貰えると助かります。
わかりました!ではインタビューの内容から読者に推測いただく感じにしましょう(笑)
よろしくお願いします。
あとはヘアワックスやボディケア商品などもやってましたよ!
ちなみに、みなみちゃんはシャンプーや液体洗剤を買うときに本体とツメカエ用どちらの方を買うことが多いですか?
液体洗剤や、ボディソープ、シャンプーなどの「モノ(人)を洗う商品」は、ユーザーの商品に対する拘りがあまり高くはなく、価格に左右されやすく、ツメカエ用の売上構成比が非常に高いカテゴリーです。
そのため、ドラッグストアやホームセンターなど売場をよく見ると、ツメカエ用ばかりが定番売場に並んでいて、店頭で大きく陳列されているのもツメカエ用を中心とした企画品が殆どで、本体は定番売場には一部の商品しか並んでいないことが多々ありますよ!
ではツメカエ用のフェース数を増やした方が店の売上も伸びるし、メーカーとしても売り上げが伸びるからその方が良いという考えを持ったメーカーも多そうですね?
市場全体の構成比も数量で換算すると3対7以上ツメカエ用が売れていたと記憶しています。
では、ユーザーを増やし売上を拡大するには、本体なんて気にしないで、ツメカエ用だけに集中して企画を組んで売れば良いのでしょうか?
でも新規ユーザーの獲得にも取り組まないといけないですよね?
言うまでもなく、先ずは新規ユーザーを獲得して、リピートユーザーをたくさん作り、長年愛用いただくユーザーを増やしていくことが、安定した売上を稼ぐためには必要になります。
かつて調べたシャンプーの調査で、はじめてツメカエ用をリピート購入した人の約4割が同銘柄の本体を直前に購入していたという調査結果がありました。
本体を購入した人は、高い割合でツメカエ用をリピートするってことですね。
つまり、長年愛用いただくユーザーを増やすためには本体を購入いただくことは必要なのです。
毎日自宅で、本体の容器を視覚で訴え、使用して満足いただく、本体は、素晴らしい広告塔だと思います。
ブランドの容器ではなく雑貨屋さんで購入した容器ですと、ユーザーの気に入ったきれいな容器ではありますが中に入れて使用している商品のリピートへの愛着が沸きにくくなってしまいます。
流石にそこまで考えたことなかったです。
ちなみに本体のプロモーションにはどのように取り組まれていたのでしょうか?
リピートユーザーだけでなく、雑貨屋さんの容器に入れてツメカエ用だけを購入している方も大事なユーザーです(その中にもリピートユーザーも勿論います)。
ただし、長年愛用いただくユーザーを増やすには、本体を購入いただく(というか、自宅に本体を置いて使わせる)プロモーションを、地道に継続して行っていくことが大事だと思います。
長年売れている名の知れた商品、ロングセラー商品は、カテゴリーの種類に限らず、売場にはしっかり本体が並んでいることに気付くと思います。いつも特売で目玉品扱いにしかならない商品ほど、本体が売場にない(少ない)ことが分かります。
売れるから本体を売場に残してあるのか、戦略上本体を売るために売場に残してあるのか。。。
ツメカエ用のフェースを削ってでも本体を定番に残すことを鉄則としているメーカーもあります。
プロモーション担当としては、どうやって「自宅に本体を置いて使ってもらう」を実現させるかが、腕の見せ所でもあります。
流石大手メーカーさんという事もあってすごく深くまで考えてらっしゃいますね!
商品名などが出せればもう少し具体的なお話ができるのですが、、、
あとインバウンドビジネスに関しても少々お話しましょう!
ありがとうございます!
インバウンドは全く知見がなくお話についていけるか不安ですが、すごく興味があります!
2013年以降、円安やアジア圏の旅行者に対する観光ビザ発給要件緩和に伴い訪日外国人旅行者数が急増しました。
特にアジア圏からのインバウンドが多く、さまざまなエリアで中国語や英語表示が増え、家電量販店では外国語担当の配置が当たり前になっています。
当初、2020年に2,000万人を見込んでいたが、日本政府観光局(JNTO)の報告資料では、2016年に2,404万人と前年を21%伸張。
2018年には3119万人、2020年に4,000万人に上方修正、長期的には6,000万人が訪れる観光大国へと向かっています。
もちろん東京オリンピックの効果もあるんですよね?
けどオリンピックが終わったら、インバウンドは減ってしまうのではないかと懸念する声を聞くことがありますが、過去の開催国どこの国も、夏のオリンピック後にインバウンドが大きく伸長しています。なぜかというと、オリンピックの開催により、それまで整っていなかったインフラを改善し、受け入れ態勢を強化したことから外国人観光客からの評価が高まり、結果として観光客が増加していくということのようです。
6,000万人が訪れる観光大国を目指している日本は、インバウンドをターゲットとしたビジネスは今後も注力すべき領域です。
ではオリンピック後もインバウンドは期待できるという事ですね!
インバウンドをターゲットとした商品や訪日外国人向けのプロモーションはまだまだ需要と可能性はあると思いますよ!
最近東京や大阪でドラッグストアが軒並み新店舗を出店しているのはご存知ですか?
しかも外国の方がすごく多い!
そこに来て訪日外国人が増えて来ると必然的にそこをターゲットにした領域を各、企業が狙ってると思います!
今後、買い物するときは売り方や客層も注目して見てみてください!
それでは今回はここでお時間ということで…ありがとうございました!
また、機会があれば協力させていただきますよ!!
是非よろしくお願いいたします!
ということで久々のインタビュー企画でございました!
最初はかなり緊張しましたが、いろいろお話し頂き私も少し賢くなっちゃったかも♡
PR担当者さん、プランナーさん、マーケティング部の上層部に頭を抱えているみなさん
一度チームミーティングでこの記事の話、上げてみてください!
またわたしが取材に行く企画があるので要チェックです😉
以上みなみでした~✨